医療と介護人材に関する「新しい着眼点」

というタイトルの講演をしてきました。

「新しい」とは、まさにコロナ禍をへて

生活や人々の価値観、社会の動きと経済状況など

新しい時代へと加速度上げてすすんでいるなか

医療介護現場の人材に関する考え方と取り組み、

どう変えたらいいんだろう?という内容です。

人材は、

1採用する

2育てる

3やめさせない

という3段階です。

3つがどれも機能する職場は人に困ることはありません。

どこかが課題になっているから困るのであって

どれもが困る(汗)となると

法人・事業所存続の大危機!ってことになります。

いわば、人材の問題以前に、経営の問題ですね。

でも、利用者のために

誠実に仕事をしている法人・事業所は、

「3つのどれか」です。

まずはそれを明確にしてから、です。

そして、3段階の役割分担でいえば

「2育てる」が現場でなければならないわけで

1と3は本部機能になります。

採用のしくみ、やめさせないための福利厚生や

労務管理、人事考課制度など、働く環境づくりは

本部にしかできません。

うまくそれができる組織力があるかどうか?

こちらも大事です。

たとえば、なにかと器用な相談員と本部経理部門を

兼務させたりなんかしていたら

あっという間にバーンアウトさせてしまいます。

労務管理のプロを顧問にいれるなど、

方法はいくらかありますよね。

肝心なのは、現場の「育てる」力を

どう醸成するか?です。

1や3がうまくいっても2がうまくすすまないと

台無しになってしまいます。

反対に、

1や3がダメでも、2がうまくすすむと

人の悩みのほとんどが解決することもあります。

(すべてではないのですが・・・)

即効性があるのは、1と3。

けれど、じっくり機能するのは2です。

さて、あなたはどこから着手しますか?

そんなお話を講演してきました。

これがうまくいくと

介護の未来はそう暗くなることはない!

と断言できます。