年間100回前後の研修講師をしています。

すると100人の研修担当者に出逢います。

そこには毎回ドラマがあります。

今日はそのドラマの裏側をお話しましょう。

研修の成果は、参加者、講師、そして

主催者である会社や団体の協力で作られます。

どれかひとつでもモチベーションや向き合い方がそれていると、

研修は残念な時間、むだな投資、最悪なときは

参加者をよくない方向にむかわせてしまいます。

 

先日のオンラインセミナーでは、

5〜60人の参加者がそれぞれ職場から参加されていたのですが

数人で一つのアカウント(パソコン)から入られるので

画面のむこうでなにやらわいわいにぎやかにおしゃべりしていたり、

背景に支障があるのか映像を最初から最後までオフにしていたり、

双方向の研修をしてほしいというご依頼だったのに

そういう参加者が9割だったので、当然双方向にならないという

ぎくしゃくしたセミナーとなりました。

「画面をオンにして、セミナーに集中を」と

担当者から声かけができればよかったのにそれがなくて残念・・・。

 

しかし、

100人のなかで、何人かは「この人すごい!」という

スーパー研修担当者がいるのです。

 

打ち合わせだけは時間をとって、たいへんていねいな担当者さまは

多くいらっしゃいます。しかし、今回はたいへんおどろかされました。

先日の研修で、

当日の参加者への声かけがとてもナチュラルで

それでいて講師である私をたててくれてぶれなくさせてくれたり

ブレイクアウトルームへの移動もロスなくスムーズだったり

通信環境が悪化したら即対応してくださったり

気になることがあればチャットで教えてくれたり

なんと!

当日までに参加者との接点をもって、場をあたためておいてくださっていたり

なかなかいませんよね、ここまでできる人!

 

 

参加者や講師は会場にいるのですが、

主催者は直接対応する担当者になります。

いわば、会社(組織、団体)の顔。

研修の成果をあげると、主催者の期待以上になってかえってきます。

まさに、研修担当者のうで次第ということですね。