春ですね。
この間、こんな相談がありました。
「わたし、資格とろうと思う」

そこで。

「ほう〜 そうなんだ!なんの資格?」

と質問すると
「なにがいいかなって」

 

資格をとるのがゴールのようです。
相手は20代半ばのサラリーマン。
あなたならどんな対応をしますか?

A 資格はね、これから必要なものと役にたたないものがあるからしっかり選んだほうがいいよ

B 資格があっても儲からないからね。実力つけないと

C 資格かー。まだ若いんだし大学行き直すくらいの勢いでちゃんと勉強すればいいんじゃない?


答え。
どれも正解!けどどれもハズレ。

相手がなにに興味をもっているか
相手がどんなゴールを設定しているか
そして、そのゴールの意味をどうとらえているか
これ、わかっていますか?

それがわからない間にアドバイスや持論展開しても
なんにも響かないばかりか
あー、ほら、まだ、昭和の人は自分の体験をひけらかす笑って言われそうですね。
たしかに資格はあってじゃまにはならないし
資格だけあっても社会性や経験、実力や人間性などがなければ役に立たない。
しかしそれを今伝えたとしても、やってみなければわからない。
昭和の20代、平成の、令和の・・・で全然違うし
見えている未来も違います。

自分の体験、
自分の信念や思い込みは
あなただけのもの。
求められたときにだけ
みせてあげればいいのではないでしょうか。

 

 

ちなみに・・・・
その人との話で、
「どうやって資格をとればいいのか」という質問があったので、
このように伝えました。

考え方はこう。

したいこと選び→資格選び→取り方選び→お得な取り方

考えるポイントを説明すると

1 何が目的なのかな?資格取るのが目的なのか?
なにかしたいことがあってそれに資格が必要だからとるのか?
もしかしたら資格じゃないかもしれないし。

2 ほぼ方向が決まったら、その分野と周辺にどんな資格があるのか探す。
国家資格から認定資格までいろいろある。

3 資格によって取り方はいろいろ。
大学の単位が必要なものなら編入学も。
専門学校なら夜間もあるし、社会人大学もあり。
いまなら通信やオンラインで勉強できるからチャンスはたくさんある!
ちなみに、去年わたしははお坊さんの資格がとれる大学を調べてたら
年齢制限があって断念したよ。

4 年数や費用、受験の難しさとかいろいろあって悩むよね。
けど、なぜチャレンジするか?を考えて、てんびんにかけたとき、
そりゃ必要でしょと思えるならやってみる価値あるかな。

5 雇用保険に3年以上加入していたら給付金がもらえる
(資格取るのにお金がもらえる制度)ものもあるので、調べてみて。
例えば、パソコンとかカウンセラーとか社労士とか行政書士とか保育士とか。
看護師とか保健師とか管理栄養士は大学に行く必要があるけど、
それも給付金とか生活費とか出るんじゃなかなったかな。

6 仕事の労働環境がかなり厳しいなかで勉強を両立させるなら
少し現実的なスケジュールがいるけど、
楽しい仕事ができていて、そして楽しい勉強ならきっとうまくいくと思うよ。

 

さて、あなたはその相談から
どんな人間関係をつくり、
その人の人生に影響を与えられる存在になるでしょうか?