【企業研修】組織風土と世代間コミュニケーション
社員の成長を後押しする職場にすることで、組織の成長が実現します
風土と職場の人間関係を良好にするための3つのアプローチをご提案します
1 ワーキングケアラーからはじまる職場改革
2025年。日本は超高齢化へいよいよ本格的に突入します。
団塊の世代が75歳を迎えることで医療や介護といった社会保障制度に大きなインパクトを与えます。2023年春から制度改正が本格的にすすめられ、前代未聞の提案がくるのではと本気で心配をしています。
じつは心配はそれだけでなく、
多くの企業にとってじつは超高齢化による経営リスクがあります。これはあまり知られていないのですが、介護や療養を理由に優秀な人材が退職していく流れになります。しかも「急に」です。
たいせつな家族を守るのは自分しかいない。
仕事をしながら家族を支える人のことをワーキングケアラーといいます。
支えるとは、実際に介護や看護、介助など、そばにいて見守るなど、お世話をする=ケアという意味です。
働き方含めて「多様性推進」ですが、今までとは次元の異なる課題に直面します。そして、それが数十年にわたって続いていきます。
「育児・介護休業法」など必要な制度も整備されました。ワークライフバランスの推進や女性活躍社会の推進などを含めて、働き方改革に向けた施策を進めていますが、残念ながら法制度はかたちだけ。実態把握もできていません。
「個人的な事情は職場じゃタブー」
ワーキングケアラーの日常は水面化で静かにすすめられ、給湯室ですら語られることがなくなった職場環境では、上層部には伝わりません。なぜこうした取り組みが必要なのか、具体的なサポート、制度利用の促進など手付かずのところが多いでしょう。
「もっとわかりあいたい」
ひとりで完結できる仕事よりチームのほうが生産性や効率がよく、満足度や達成感が得られやすいということはご存知でしょう。ところが忙しいばかりの職場環境では、他人のことまで配慮ができません。すると時間有休をひんぱんにとったり、リミットせまっているのにもかかわらず定時で早足で帰る人をみると、あまりいい雰囲気になりません。こうでないと!こうあるべきだ!という正しさあまって、どうして!いつもそう!と感情が先走りしてしまいます。ほんとうはいい仕事をするために、もっとわかりあいたいのに。
これを放置していると、貴重な人財の流出と職場風土の悪化につながり、経営にも大きく影響します。
今後加速する人材不足に対して、「両立ができないため退職する人を見送る」のではなく、「両立するために全社的に支えていく」視点を手に入れて、人財に選ばれる企業になる道筋をご提案するものです。
こちらのサイトでもご案内しています。
プロ講師ドットコム
2 働かない社員を働く社員に変える
有休や○○休暇、社員の休みが増えました。残業もしないようになりました。
フルで働く人よりも、パートや時短、育休、介護など、短時間で働く人も増えてきました。
経営者のみなさん
こう社員を休ませてばかりいると、会社の稼ぎが不安になりませんか?
社員は「働かない」ように見えていても、ほんとうは働かないわけではないようです。なぜ働かないのかがわかれば、対応する方法もわかります。
働きたい社員がのびのび働ける職場風土に変えて、会社の成長をめざすための考え方と具体的な取り組み方法をお伝えするセミナーです。
3 世代間コミュニケーションから始める職場改革
「昭和ハラスメント」といわれたときには正直「イラッ」ときたのでは?
時代の速度があがれば世代の違いを実感するものです。
ただ、「古い」とか「わからない」とか言われたり、伝えたいことが違った形で伝わってしまったりすると、自分の不甲斐なさに情けなくなったり、コミュニケーションの意欲が低下してしまいますね。
これが「世代間コミュニケーション」のスタート地点です。
職場はいろんな考え方、背景、経験、専門性、意識を持つ人のあつまりです。お互いを理解しあい、相手にうまく伝わるように言葉を選び、仕事をすすめる必要があります。今までなら「常識」とか「あたりまえ」があって、「あ」「うん」で分かり合えていた安定した時代でした。しかし、現代は変化の時代。あたりまえが通用しないのです。どうすればよいのか、昭和から平成に頑張ってきた人にとってはとても重たい問題です。
もしこれがうまくいかなかったら?
人は理解しあえない職場で「がんばろう」と思えません。もらえるだけ給料をもらって最低限で働く選択をしようとします。また、家庭の事情で急な休みをとったり、正規からパートに、在宅勤務になど働き方を変えたり、思いがけず病気になり療養が必要などで周りのサポートがないとわかったら、「ここにはいられない」と転職をしようとします。
もし、世代間のコミュニケーションが良好になると?
自分のことをわかってくれる職場の人のことを、もっと理解したいと思い、もっと助けてあげたいと思い、もっといい仕事をしようとします。人の心理は心理的安全性を求め、その環境のなかで自己成長をめざそうとするからです。
世代間コミュニケーションとは?
言い換えると「自分の正しさのぶつかりあい」です。
生きてきた人生から学んだことは、自分のなかでは正義です。それを否定されるとしたら自分自身の否定と同じです。だからこそ、世代間を理解することは大切なことなのです。
どうやって理解しあえばよいのでしょうか?
理解できないことだってあるはずなのにどうすればよいのだろうか?
これからは細切れに働く人だらけの集まりになります。24時間働けるスーパー選手が仕事をなしとげるのではなく、多様な価値観と生活背景をもつ人たちがどううまくパス回しをするか、それを職場に入れていくことが必要です。
ほんとうの世代間コミュニケーション
単にハラスメント対策ではないし、若い人に媚びるのでもないのです。
すべての人がのびのび働ける職場環境に変えて、成長をめざすための取り組みです。